【寄付を始めたいのに不安なあなたへ】|微力でも無力じゃない―我が家の寄付のはじめ方

趣味・雑記

我が家では、ささやかな寄付をしています。

理由はいたってシンプル。

自分たちにはできない活動を応援したいから」です。

皆さん、寄付をしたことはありますか?

我が家では、本当にささやかではありますが、毎月一定のお金を寄付しています。

🌀興味はあるけど、どこに寄付をしたら良いかわからない。

🌀寄付はお金持ちがやるもの。

🌀小さなお金を寄付しても意味がない。

そんな風に感じている方も多いと思います。
私も、かつてはそう感じていました。
しかし今は、寄付をすることがの幸せのひとつになっています。

この記事では、寄付に対するネガティブな気持ちを乗り越える考え方と、寄付が幸せにつながる理由を紹介します。

我が家の寄付先は?

はじめに、我が家の寄付先を紹介します。

どうぶつ基金」という公益財団法人で、殺処分される不幸な猫などを減らすことを目的に、不妊・去勢手術を施す活動をおこなっています。

どうぶつ公式HPより

「どうぶつ基金」を選んだ理由

猫は非常に繁殖力の強い動物で、仔猫であっても生後半年もすれば妊娠・出産が可能となります。

私が以前暮らしていた実家の地域では、あるとき猫が繁殖し過ぎてしまい、糞尿被害や鳴き声が住民間のトラブルにまで発展していました。

そんな問題を解決してくれたのが「どうぶつ基金」だったのです。

「どうぶつ基金」は、地域の飼い主のいない猫に避妊・去勢手術を受けさせる費用の助成をおこなっており、私の母は、それを活用して地域の猫約20頭に手術を受けさせたのです。

結果的に、猫の数は次第に減少し、それに伴って住民トラブルも解消していきました。

そんな感謝の記憶から、我が家の寄付先はここに決まりました。

「寄付は無力」という考えを乗り切る方法

とはいえ、我が家の寄付はほんのささやかな金額です。

寄付を始める時、

🌀こんな小さな金額ではかえって迷惑ではないか?

🌀こんな小さな金額では何も変わらないのではないか?

と悩みました。

そんなとき、こちらと出逢いました。

『寄付をしてみよう、と思ったら読む本』(日本経済新聞出版)

思い読み進めると、こんな一節がありました。

微力なひとりではできないことでも、大勢が寄り集まれば勢力となって大きな物事を動かせる」(太字は引用者)

渋澤健・鵜尾雅隆 『寄付をしてみよう、と思ったら読む本』(日本経済新聞出版)

そうなのです🌈

たとえ、私個人の寄付金はどんなに小さくても、ゼロではありません。
ゼロでない限り、微力であっても、無力ではありません。

この想いに背中を押され、私は感謝の気持ちを寄付という具体的な形で伝えることにしたのです。

寄付🟰個人にはできない活動の応援

どうぶつ基金へのは、私個人ではできない活動を応援する、というものでもありました。

多くの方もそうだと思いますが、毎日の仕事や家事とは別に、このような大きな社会問題を個人の力でコミットしていくのは、なかなかできるものではありません。

猫の殺処分を私個人の力で食い止めることは、物理的にはもちろん、経済的・時間的にもできません。しかし、この問題に無関心ではいたくない…。

そんな矛盾したモヤモヤが、寄付を始めたことで晴れていきました。

私にはできない活動を、寄付を通じて支えることができているのだ、と――。

寄付を通じて得られた幸せ

どうぶつ基金に寄付をするようになり、かれこれ4年になるかと思います。

初めはあまり実感が湧きませんでしたが、年末に、どうぶつ基金から一年間の活動報告などが送られて来て、「ああ、自分は本当にここに寄付をしているんだ」と実感することができました。

そこには、自分のお金を、自分以外の誰かのために役立てることができる幸せがありました。

税金や社会保険料のように、自分の意思とは無関係に誰かのために使われるお金とは違い、寄付は、自分の意志で「この人・この団体のために」と決めることができるものです。

この記事を読んで寄付に興味を持たれた方、ぜひどうぶつ基金への寄付も検討してみてもらえると嬉しいです🌈

寄付という主体的な行動は、きっとあなたに幸せに運んできてくれます🌈

余談〜「寄付」と「ふるさと納税」の違い

日本ではなかなか馴染みの薄い寄付。

たまに街角で「赤い羽根」や「歳末助け合い」の募金の旗を見かけることはあるものの、定期的に個人で寄付をおこなうというのは、まだまだ日本では定着していないと思います。

最近、何かと話題の「ふるさと納税」も、形式的には「寄付」ではあります。
しかし、ふるさと納税は寄付金のほぼ全てが節税に繋がるほか、返礼品という目に見える「見返り」があり、本来の寄付とは趣きが異なると私個人は感じています。

もちろん、我が家もふるさと納税を活用して、美味しい天然水や海産物をいただいています。
けれど、我が家がそういった返礼品をもらう分だけ、ふるさと納税を受けた自治体の自由になるお金(手取り)が少なくなるのも事実です(ふるさと納税による自治体の手取り率は、概ね60%程度と言われています)。

まとめると、

ふるさと納税

・節税のためにするもの(※)
・返礼品のためにするもの
 →寄付先の手取りは少ない
 (※)通常の寄付でも節税になる場合がありますが、ふるさと納税よりずっと少額です。

本来の寄付

・受け取り手のためにするもの
・見返りを求めないもの
 →寄付先の手取りは多い

我が家では、少しでも多くのお金を寄付先に使って欲しいという想いから、ふるさと納税とは別に、寄付をおこなうようになりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました