ストーブはいらない?エアコンだけで冬を乗り切る5つの理由【火災リスク・光熱費も比較】

シンプルライフ

我が家にはストーブがありません。

理由はいたってシンプル。
エアコンでじゅうぶん」だからです。

寒くなってきましたね。
今年の夏も異常な暑さでしたが、ほんの束の間「やっと秋だな〜🍁」と思ったらもう寒いです🥶

冬の寒さをしのぐ家電と言えば、ストーブですよね。
しかし、我が家にはそんな大切なストーブがありません。

代わりに、エアコンを使うことで冬の寒さをしのいでいます

この記事では、ストーブの代わりにエアコンを使うメリットを具体的に解説します。

ストーブではなくエアコンを寒さ対策に使う理由5選+α

私たち夫婦が同棲を始めたのは、冬の真っ只中でした。
それまで一人暮らしだった妻はストーブを持っていましたが、ワンルーム用の小型のものだったため、流石に役不足。

普通なら、新しく大きめのストーブに買い替えるところですが、敢えて買い替えず、代わりにエアコンを新調しました。

ストーブではなくエアコンを選んだ理由は、次のとおりです。

ストーブではなくエアコンを選んだ理由

空気を汚さない
省エネ
③部屋全体を暖めてくれる
火災リスクがほぼ無い
⑤場所を取らない
(おまけ)冷房がある

順番に説明していきますね。

① 空気を汚さない

ストーブの基本は「燃焼」です。
石油やガスで燃焼を起こして空気を暖める仕組みになっています。

空気を燃焼させるその仕組み上、どうしても二酸化炭素などの排気ガスが発生します。

なので、定期的に部屋を換気しないと、空気はどんどん悪くなってしまいます。

一方、エアコンは空気を燃焼させません
エアコンは外気に含まれる熱を「ヒートポンプ」という仕組みで室内に運ぶ仕組みです。

暖房の仕組み(パナソニック公式HPより)

ストーブと違って燃焼が起こらないため、空気は汚れません。
汚れないので、換気も不要です。

②省エネ

エアコンは電気代が高いイメージがありますが、消費電力に対する暖房効率はとても高いです。
イメージとして、使用した電力1に対して3〜5の熱を作り出すとされています。

一方、電気ストーブやガスストーブは、使用した電気・ガス1に対して同等(1)の熱しか作ることができません。エネルギー効率の悪さは、そのまま光熱費のコスパの悪さに繋がります。

特に、最近は電気代もガス代も高騰しているため、少しでも省エネのエアコンを使いたいところですね。

③部屋全体を暖めてくれる

先ほど触れたとおり、ストーブは空気を燃焼させるため、排気口から出る空気はエアコンよりかなり熱いものになります。

そのため、ストーブの付近は一気に暖かくなる反面、どうしても暖かさにムラができてしまいます。
実家で暮らしていた頃、冬の朝はよく弟とストーブの前を奪い合っていました(笑)。

一方エアコンは、送風機能がしっかりしており、部屋全体を満遍なく暖めてくれます。

冬場はとくに足元が冷えるため、我が家では常に送風口を下向きにしていますが、それでもリビング全体は快適な暖かさになります。

④火災リスクがほぼ無い

冬場は特に乾燥します。
乾燥するの増えるのが火災です。

ストーブとエアコンの仕組み違いをおさらいします。

ストーブとエアコンの仕組みの違い

ストーブ 室内の空気を燃やす

エアコン 室外の空気から熱を運んで来る

仕組み上、ストーブは空気を燃やすものです。
ちょっと大袈裟な言い方ですが、ストーブは家の中で小さな火事を起こしている、とも言えます。

当然、火災リスクはストーブの方が高くなりますね。

東京消防庁によると、2022年に都内で起きた火災の原因に占めるストーブの割合は6.5%だそうです。

東京消防庁「数字で見る令和4年中の東京消防庁管内の災害動向等」より(赤枠部分は筆者加工)


こんろやタバコに比べると割合は小さいものですが、それでも一定の火災リスクをストーブは孕んでいると言えるでしょう。

それに対してエアコンは仕組み上、燃焼が起こらないため火災のリスクはほぼありません。
夜中も点けっぱなして安心して眠れるのは、やはりエアコンですね。

⑤場所を取らない

5つ目のメリットは、スペースです。

冬になると押し入れからストーブを持ち出す家庭も多いと思いますが、ストーブはそれなりの大きさと重さがありますよね。室内にストーブを置くと、そのぶんスペースも取ります。

特に、ガスストーブの場合はガスを引き込むケーブルに繋がないといけないので、足元が余計にゴチャゴチャすることも…。

一方、エアコンは壁掛けなので、床を占領することはありません。

我が家では、なるべく家具は少なく・小さくすることを心掛けています。

床にストーブを置くと、そのぶんどうしても部屋が狭く感じられるので、その点でもエアコンは有利かなと思います。

(おまけ)冷房がある

エアコンにあってストーブに無いもの、それは冷房です。

ストーブは冬しか使えません。

一方、エアコンは暖房だけでなく冷房機能も兼ね備えているため、冬も夏も使えます。

当たり前なことですが、この差は大きいと思います。

エアコンのデメリット

ここまでエアコンのメリットを紹介してきましたが、デメリットにも触れておきます。

エアコンのデメリット3選

①暖まるのに時間がかかる

②乾燥しやすい

③メンテナンスが必要

①暖まるのに時間がかかる

メリット③「部屋全体を暖めてくれる」でも触れたように、エアコンは部屋全体を暖めてくれる反面、ストーブのような即効性で劣ります。

寒い朝、エアコンを点けてもなかなか部屋が暖まらないと感じること、ありますよね。

我が家ではその対策として、エアコンのタイマー設定を使っています。
朝起きる30分前を目安に、リビングのエアコンが自動でオンになるよう設定するのです。

そうすることで、寒い朝も快適に迎えることができますよ。

②乾燥しやすい

エアコンは空気を乾燥させがちです。

これはエアコンの「外気の熱を取り込んで室内を暖める」という仕組み上の、やむを得ない問題とされています。
確かに、エアコンを長時間使っていると、部屋が乾燥して喉がカサカサすることもありますよね。

我が家では、対策として加湿機能付きの空気清浄機を使っています。

ちょうどつい最近、リビング用の空気清浄機を新調したのですが、3リットル近く入る給水タンクを朝と夜の2回交換するほど、頑張って加湿してくれています(笑)。

お陰で室内の湿度は、エアコンを使っても概ね50%前後を維持することができています。

③メンテナンスが必要

エアコンは本体だけでなく、室外機も含めて定期的なメンテナンスが必要です。

フィルターのお掃除が必要なのはストーブと同様ですが、他にも内部のカビ取りや室外機の洗浄など、お手入れの範囲が広めです。

これだけはストーブに勝てない点だと個人的には思います。

我が家も、この点だけは諦めて、リビングのエアコンは年に一回は専門の業者さんに見てもらうつもりです。

ストーブ→エアコンで冬を快適に🌈

いかがでしたか?

今回は我が家が、冬の寒さ対策をストーブからエアコンに切り替えた感想を書きました。

なんと言っても室内の空気を汚さず、省エネで、火災リスクもほぼ無いのが大きな魅力です。

毎年冬に押し入れの奥から埃を払ってストーブを取り出してる方がいたら、ぜひこの冬はエアコンに切り替えてみてください。

きっと想像以上に快適な冬を過ごせますよ🌈

余談

我が家ではエアコンのほかに、少しでも寒さを和らげるためにいくつかの防寒グッズを使用しております。

こちらについては、また別の記事で書きますね。

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