「常設展が素晴らしい美術館10選」part2
「国立西洋美術館」に続いて、今回ご紹介するのは、新宿の「SOMPO美術館」です。
この美術館の魅力は、なんと言ってもゴッホです🌻
ゴッホが生前に描いた7枚の『ひまわり』――。
そのうち1枚が、このSOMPO美術館に常設されています。
この記事では、ゴッホの作品をじっくり鑑賞したい方向けに、SOMPO美術館の素晴らしさを解説します。
※SOMPO美術館は「常設展」という形式は取っていませんが、ゴッホの「ひまわり」が常時展示されているという意味で、本シリーズに含めることにしました、
それでは、さっそくレビューから見ていきましょう。
SOMPO美術館の個人的レビュー
- 充実度 ★★★★☆(ゴッホの「ひまわり」で一点突破)
- アクセス ★★★★★(駅から徒歩5分)
- 混雑度 ★★☆☆☆(特別展による)
- 観覧料 特別展料金と同じ

展示の充実度|「ひまわり」目的なら満足度は非常に高い
公式ホームページに「ゴッホの代表作《ひまわり》に出会えるアジアで唯一の美術館」と謳われているとおり、ゴッホが生前に描いた7枚の「ひまわり」のうち1枚を、常時展示している点が圧倒的な魅力です。
他にもゴーギャン、セザンヌなどの有名画家の作品も所蔵していますが、常時展示しているのは「ひまわり」だけとのことです。
アクセス
新宿駅西口から徒歩約5分の好立地。
地上を歩いても行けますが、個人的には地下から行くほうが分かりやすく、また人も少なめに感じます。
参考に公式ホームページのアクセスガイドを載せておきます。
混雑度・観覧料|「ひまわり」だけ観たい人には少し悩ましい
冒頭でも触れたとおり、SOMPO美術館は常設展というものをおこなっていません。
なので先日ご紹介した国立西洋美術館のように、常設展だけを観るということはできないのです。
常設されているゴッホを観るためには、開催されている特別展の観覧料を払って館内に入る必要があり、特別展の内容によっては非常に混雑することもあります。
ここは少し残念なポイントです。
「ひまわり」で一点突破のSOMPO美術館
いかがでしたでしょうか?
ゴッホは生前、絵が全く売れない作家でした。
弟の経済的な支援を受けながら創作を続けますが、次第に精神を病み、病院送りとなり、最後は拳銃自殺を遂げています。
「ひまわり」は、自殺する1年ほど前に描いた作品です。
彼の人生を想うと、私はこの絵を前にただただ立ち尽くします。
苦しい人生のなかで、それでも自分の好きな絵を描き続けたゴッホ――。
その苦悩と希望が、「ひまわり」の色使い、筆使いに残っているように感じます。
国立西洋美術館と比べると、SOMPO美術館は充実度や混雑度でやや劣る印象ですが、ゴッホの「ひまわり」はそんな印象を吹き飛ばすほどエネルギー溢れる1枚です🌻
ぜひ一度、SOMPO美術館に足を運んでみてください。
きっとゴッホの生命力を感じることができますよ🌈

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