「常設展が素晴らしい美術館10選」part3
今回ご紹介するのはさいたま市の「埼玉県立近代美術館」です。
“Museum of Modern Art, Saitama”の頭文字を取って、愛称・MOMAS。
埼玉の県立美術館と聞くと、
「埼玉でそんな良い絵が観られるの?」
「県立美術館って地味じゃない?」
と感じる方も多いですよね?
そんな不安を、この埼玉県立近代美術館は、良い意味で裏切ってくれます。
この記事では、全国10都府県&20ヶ所以上の美術館を訪れた経験のある筆者が、「埼玉県立近代美術館立」の魅力を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
- 埼玉県立近代美術館の常設展は、静かに美術鑑賞を楽しむにはぴったりの環境
- 埼玉県立近代美術館の常設展は、空いているのにモネの素晴らしい作品がある
都会の美術館も素晴らしいけど、どうしても混んでいて疲れてしまう・・・そんな風に感じている方がいたら、この記事はピッタリの内容です。
きっと、「今度は少し都会から離れたの美術館に行って見よう」と、新しいモチベーションが湧いてくるはずです。
埼玉県立近代美術館の個人的レビュー

- 充実度 ★★★★☆(モネの初期作品あり)
- アクセス ★★★★★(駅から徒歩5分)
- 快適度 ★★★★★(常に空いている)
- 観覧料 200円
- 撮影 OK(一部を除く)
展示の充実度
MOMASの魅力は、何と言ってもモネの画家としての歩みを感じられる作品があることです。
その作品とは、《ルエルの眺め》と《ジヴェルニーの積みわら、夕日》です。
順番に解説しますね。
「ルエルの眺め」
こちらは、モネが「印象派」として活躍する前、当時まだ17歳の彼が描いたもので、「これがあのモネ?」と疑うほど、リアリズム寄りの一作です。
印象派として「開花」する以前のモネが、実は埼玉にいるなんて何だか不思議じゃないですか?

「ジヴェルニーの積みわら、夕日」
一方、こちらは印象派として「開花」した後のモネの作品です。
制作は1888〜89年で、モネは50歳手前。既に画家として一定の地位を築いていました。
この2枚の絵を観ることで、モネの30年分の変化を一目で味わうことができるのです。

埼玉県立近代美術館では年4回、常設展の展示替えをおこないます。時期によっては、2つの作品のいずれか(あるいは両方)が展示されないこともありますので、ご注意ください。
アクセス
最寄り駅はJR京浜東北線「北浦和駅」から徒歩5分です。
都心からのアクセスも比較的良好です。
(上野・新宿から乗り換えも含めて約30〜40分の位置)
また美術館周辺は公園として整備されていて、休日は多くの子どもたちで賑わいます。
快適度(混雑度)
特別展の開催中でもほぼ確実に空いています。
平日はもちろん、休日もまばらにお客さんがいる程度なので、静かに鑑賞するにはじゅうぶんな環境です。
つい先日も妻と2人で訪れましたが、ご覧のような感じでした。

観覧料
大人1人200円(中学生以下無料)
これだけ静かな環境でモネの作品を堪能できることを考えると驚きの価格設定です。
モネの足跡を辿れる「埼玉県立近代美術館」へ
いかがでしたか?
モネは当時としては非常に長命で、86歳で亡くなるまで絵を描き続けました。
今回ご紹介した2つの作品は、彼のキャリアのスタート地点(10代後半)と中間地点(40代後半)に描かれたものです。
晩年描かれた作品は、また今度紹介する別の美術館で観ることができます。
ぜひ一度、モネの前半生をこの埼玉県立近代美術館で味わってみてください。
きっと静かで快適な空間でモネがあなたを待っていますよ。







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