「常設展が素晴らしい美術館10選」part6
このシリーズも後半に入りました。
今回ご紹介するのは東京都八王子市の「村内美術館」です。
八王子の村内美術館と聞いても、
「八王子でそんな良い絵が観られるの?」
「村内美術館?聞いたことないけど?」
と感じる方も多いですよね?
そんな不安を、この村内美術館は、良い意味で裏切ってくれます。
この記事では、全国10都府県&20ヶ所以上の美術館を訪れた経験のある筆者が、「村内美術館」の魅力を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
- 村内美術館には、都会の美術館に負けない質の高いコレクションがあること
- 村内美術館には、都会の美術館では味わえない静けさがあること
- 村内美術館には、他の美術館にはない家具店とのコラボ空間が楽しめること
都会の美術館も素晴らしいけど、どうしても混んでいて疲れてしまう・・・そんな風に感じている方がいたら、この記事はピッタリの内容です。
きっと、「今度は地方の美術館にも行って見よう」と、新しいモチベーションが湧いてくるはずです。
村内美術館の個人的レビュー
まずは、現地を実際に訪れた筆者の個人的なレビューから行きましょう
- 充実度 ★★★☆☆(数は少ないが印象派・バルビゾン派展示あり)
- アクセス ★★★★☆(新宿から約1時間・駅から無料シャトルバスあり)
- 快適度 ★★★★☆(家具店との異色コラボ空間)
- 観覧料 600円
- 撮影 基本NG
村内美術館の見どころ
村内美術館は、八王子に本店を構える「村内ファニチャーアクセス」の中にあります。
「どこかコーヒーの香りのするような、親しみやすくくつろげる美術館」(公式HP「館長あいさつ」)をテーマに、規模こそ小さいですが、バルビゾン派・印象派などの名画が展示されています。

右:ルノアール《アネモネ》1915年頃
個人的に村内美術館で一番のオススメは、ドービニーの《オワーズ川の中洲》です。
モネやルノアールなどの印象派の画家が活動を始めた頃、既に画壇で一定の評価を得ていたドービニーは、当時「異端」とされた印象派を積極的に擁護したことで知られています。
日本では2019年に一度個展が開催されただけで、ほとんど知名度はありません。
しかし、山梨県立美術館のミレーのように、ドービニーは後の印象派の「開花」に一役買った、先見の明ある画家なのです。
印象派とは筆使いは異なるものの、河辺の風景を暖かみある色合いで描写したこの作品から感じ取れる「安心感」は、印象派に通じるものがありますね。
アクセス〜都心から約1時間で行ける
JR中央線の八王子駅から無料のシャトルバスで約10分。
新宿からはだいたい1時間の距離にあります。
先述のとおり、村内美術館は「日本最大の家具店・村内ファニチャーアクセス八王子本店」の中(3F)にあります。
美術鑑賞とは別に、広々とした家具店を楽しむこともできますよ。
快適度
おそらく相当のマニアでない限り、この村内美術館を知っている方は少ないと思います。
以前私が行ったとき、1時間ほど滞在したのですが、他のお客さんは片手に収まるくらいしかいませんでした。
何より、この美術館の特筆すべきは、家具とのコラボ空間です。
美術館のフロア前半部分は家具の展示室となっており、後半へ進むにつれて絵画が現れきます。
絵画が展示されているフロアも、おしゃれな椅子や装飾があって、他の美術館にはない独特の「絵画×家具」コラボ空間を演出しています。
余談:八王子にはグリーン車で快適に行くのもアリ
都心から八王子へ行く場合、多くの方が中央線に乗ると思います。
八王子までの移動は、グリーン車がオススメです。
グリーン車の魅力はこちらの記事をご覧ください。
電車に乗る時間が、単なる移動時間ではなく「旅」の一部になりますよ。
家具店×美術館の異色コラボ空間「村内美術館」へ
いかがでしたか?
今回は、八王子市の村内美術館を紹介しました。
- 都内の混雑した美術館に疲れた方
- 一人 or カップルで静かな環境の美術鑑賞を楽しみたい方
- 普段とは違った雰囲気の美術館を楽しみたい方
知名度こそ低いものの、村内美術館にも価値ある作品が取り揃えられています。
村内美術館に足を運べば、きっといつもと違う快適な休日を過ごすことができますよ。







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